自分の常識は正しいやり方で伝えない限り理解されない


今から、家庭で起きた興味深いお話をします。

 

これは、家庭だけではなくあなたの会社でも
起こっている可能性がありますので自分事に
置き換えて読んで下さい。

 

その出来事は今朝、起きました。

子供がパパがお弁当を作ってと言うことで
急遽、僕がお弁当を作ることになりました。

 

試行錯誤しながら、お弁当が出来上がる頃、
妻が起きてきたのです。

 

そこで、一言。

 

「まずそう。そんなのダメ。なんで炒め物入れたの?」

 

その後も、まな板で切っていたら、

「菌が多いから紙の上で切るので当たり前でしょ。」

 

更に、

 

「おかずが少ないから、ウィンナー入れて。」

 

なぜ、このようなすれ違いが起こるか分かりますか?

 

それは、自分の常識は、相手にとっても
常識であると思い込んでいること。

 

そうです。教えもしないで、
自分の常識は当然と思っているのです。

 

そして、

 

その常識は根拠がなく感情で判断しているから
矛盾が出ているのにすら気づいていない。

 

炒め物はダメだと言っているのに
ウィンナーを入れろという。

 

ただ、

 

このようなことは、会社でも起きています。

会社の場合、営業成績がいい人が出世した後、

マネージメントに行きますが、そこで今までのように
上手く成果が出せないのは自分が出来ることは、
部下も当然に出来ると思うからです。

 

しかし、

 

人間はタイプ別に分かれているので、
同じようには出来ません。

 

なぜ、学校で成績が優秀な子と
出来の悪い子がいるのかというと、

学習タイプが違うから。

 

・なぜ(理由)
・何(実績・根拠)
・どうやって(やり方)
・今すぐ(行動)

 

このタイプが存在しますが、
学校で教えているのは、
何と今すぐしかありません。

 

すでにあるのをただ教え、やれという。

そう、それを覚える理由も言わなければ、
やり方も教えない。

 

これで、出来る人の方が少ないのは明白です。

 

しかし、

 

人間は、必ずこの4タイプを持っており
そのうち、どのタイプが自分にあうかだけです。

 

だから、何と今すぐタイプの人は成績がいいけど
何とどうやってタイプの人は成績が悪い。

 

これは、その本人が悪いのではなく
教えている先生がいけないのです。

 

ここで、もう少し具体例を見てみましょう。

 

<従来の学校タイプの場合>

(何)
今日は、手紙の書き方を覚えましょう。
起承転結と言うのはこういうものです。

 

(今すぐ)
では、今覚えたことを実際にやってみましょう。

 

<なぜ・何・どうやって・今すぐを入れた場合>

(なぜ)
大切な家族に手紙を書いた事ある人?
もし、お父さんに感謝の気持ちを手紙に
書いたらどう思うでしょうか?
喜んでもらえると思いませんか?

 

(何)
それには、ただ文章を書いても気持ちは伝わりません。
文書には起承転結というものがあり、
そのフォーマットに則り書くと読みやすい文章が出来ます。

 

(どうやって)
では、その起承転結のやり方を今から教えます。
起とは、・・・
承とは、・・・
転とは、・・・
結とは、・・・

 

(今すぐ)
では、今覚えたことを頭に入れながら
お父さんに感謝の手紙を書いてみましょう。

 

どうでしょうか?

人間は、このタイプに則り順序立てて説明して
あげることで理解できるようになります。

 

そして、妻がいつもお兄ちゃんは
出来が悪いという理由もこれで分かりました。

 

答えは簡単。

教えていないから。

 

自分が箸を持てるから、当然見ている子供も
出来ると思い込んでいたのです。

 

1、2回適当に教えたところで、子供が
出来るようになるはずなどありません。

 

そして、教えもしないで、
出来が悪いと非難する。

 

これは、あなたの会社や部下にも
おそらく起こっているはずです。

 

まずは、自分が実際に行い、
やり方を見せるという考えがありますが、
今の時代は通用しません。

 

師匠の背中を見て覚えるというのは、
師匠と弟子が同じ目標を持ち、
弟子も師匠の教えを、貪欲に覚えたい
という前提条件が必要です。

 

しかし、経営者とサラリーマンは、
この前提条件が違います。

 

その違う思考の人に背中を見せても
出来なくて当たり前なのです。

 

教えなければ出来るようになりません。
1、2回ではなく最低10回は同じこと
について教えて下さい。

 

英語を1回聞いた程度で話せないのと
同じで、最低10回聞いて、はじめて
1回は話せるようになります。

 

ここは重要なので、もう一度言います。

 

あなたの中にある常識は、
相手の常識ではありません。

 

そして、その常識を伝えたいのであれば、
最低10回は伝え、教えて行く必要があります。

 

もし、あなたが今日も社員に対して
「なんで、何度言っても分からないの?」と
感じているとしたら、

 

それは、社員が悪いのではなく、
あなたの伝え方が悪いかもしれません。

 

「何・今すぐ」だけを10回伝えても
意味がありません。

 

今回お伝えした「なぜ・何・どうやって・今すぐ」を
意識しながら、最低10回は伝えて下さい。

 

他人を変えることは出来ません。

 

しかし、

 

あなたが変わることは一瞬で出来ます。

出来ない社員を愚痴るのではなく、
もう一度、あなたの指導方法を見直してみて下さい。

 

あなたが少し視点を変えるだけで、
その後の生産性は格段に向上します。

 

 

⇒ 億万長者が教えてくれた「独立起業の成功法則」

 

 


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