究極のマネージメントは、託し信じること


ある飛行機会社の社員が、間違えてガソリンではなく
灯油を入れてしまい、危うく大惨事に。

 

当然、それにかかる損害を考えても目がくらみます。

 

普通で考えれば、

 

社長は、この担当者を外すか、最悪はクビにしますが、

しかし、この会社の社長は、こう言いました。

 

「大丈夫、君ならできるよ」

 

そう、怒りを抑え、怒ることなく
また同じ業務をさせたのです。

 

そのことで、彼にとっての
社長に対する信頼が深まっただけでなく、
より真剣にそして慎重に業務にあたるようになりました。

 

そう、外したり、クビすることは、誰でも出来ます。

 

そして、起こった事実は変えれません。

 

当然、もう一度ミスをされたらどうしようと
思う気持ちも分かります。

 

しかし、またチャンスを与えれる社長が、
器を決め、会社を成長させます。

 

これが、究極のマネージメントです。

 

日々、業務を行っていると
目に付くことがあると思います。

 

しかし、他人は自分の鏡。

 

嫌だなと思っていれば、
大概相手も同じように避けるようになります。

 

そして、逃げるようになった社員が
いい仕事が出来るはずもありません。

 

僕も昔サラリーマンだった頃、
今考えると本当に恵まれていました。

 

今から、10年以上前。

6000台以上の駐車場を管理する会社の管理部にいました。

 

その部署は、すべての業務を行う部署に配属されたのです。

運営全般からクレーム処理、未払い金の回収など。
その甲斐あって、法律もかなり詳しくなりました。

 

話しを戻すと、元々、自由にさせてくれる社長だったので、
新入社員の僕の企画もどんどんやらせてくれました。

 

その為、出世も早かったのですが、ここからが大変。

 

ほぼ社会人経験がない僕は、1年間は上司がいたのですが、
その上司が急に辞めてしまったのです。

 

どうなったのかと言うと、

この6000台を管理する会社の責任者になってしまったのです。

 

6000台ともなると、1日の利用台数は、10万台以上。

 

当然、これだけ利用があると、クレームも確率論。

 

そして、B2Bではないので、クレームの質が悪い。
当時は機械も良くなかったので、電話口で怒鳴り声が。

 

ヤクザが乗り込んできたこともしばしばありました。

 

ただ、ヤクザより知ったかぶりしている
一般の人の方がたちが悪かったのを覚えています。

 

当時は、これらの対応をひとりで処理していました。

 

では、なぜ、そんな怖い思いをしてまで
何年もやってこれたのか。

 

それは、部長と社長がすべての責任を
若造の僕に任せていてくれていたからです。

 

「何かあったら、最後は助けるから」と。

 

多くの会社は、責任者と言っても名前だけで
決裁権や責任は、うやむやになるように出来ています。

 

しかし、サラリーマンでもすべてを任せると決めると
人にもよりますが、人以上に頑張ります。

 

今回の、飛行機の事例のように
すべてを任せるの怖いかもしれませんが、

 

こいつにすべてを任せると決意すれば、
人は大きな力を発揮するのかもしれません。

 

あなたがすべてを見なくては
動かない会社は、組織とは言えません。

ひとりの力など知れています。

 

人を使うことで出来ないことも実現できます。

 

人によってやり方は違いますが、

上手く行っている会社の社長さんに共通することは
「仕組化」出来ていること。

 

自分で、すべて行わず自分より
詳しい専門の人間に託しています。

 

もし、あなたが、今後1人ではなく
大きなことに挑戦したいとしたら、
この人付き合いは避けれない事実。

 

あなたは、どう人と付き合い、
どう動かして行きますか。

 

 

⇒ 億万長者が教えてくれた「独立起業の成功法則」

 

 


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