商品を売らないお店は行列化する


今回、親戚の家に遊びに行きました。

 

そこは、彦ニャンで有名になった
びわ湖のある彦根(滋賀県)です。

 

今までは、びわ湖と彦根城があるくらいの
町だったのですが、彦ニャンの登場で
ゴールデンウィークは人が溢れるほどです。

 

ここで、面白い現象が出てきています。

商品を売っているところは、価格を下げても
売れず体験を売っているところはどんどん
値上げしてもお客様が溢れているのです。

 

例えば、ランチにしても
近江牛を使い彦根の城下町を意識したような
お店は3000円以上のランチにも拘らず行列。

 

しかし、

ただ、ランチを1000円以下で提供している
お店は、すぐに入れる。

 

この違いが分かりますか?

自分が観光する立場になれば分かります。
どうせなら、その場でしか食べれないもの
を食べたい。

 

こう思うはず。

そして、

旅行なんだから、少し豪勢にといった
感情も生れます。

しかし、

表面だけ作ったところは上手く行っていません。

 

例えば、お茶。

ゴミゴミしたところで、環境客がある
というだけで抹茶を提供しているところ
がありました。

雰囲気もあったもんではありません。

 

当然、誰も寄り付かない。

そう、お茶だけを商品として売っても
売れないのです。

 

しかし、

同じお茶でも庭園内にあるお茶屋さんは
溢れるほどのお客様。

 

僕自身も15分ほど歩き
お茶を飲み為にわざわざ入場料を
別途払い行ったほどです。

 

同じ商品は目の前にあるのです。

しかも安く。

同じお茶にお茶菓子がついているのにです。

 

しかし、

多くの人は、お茶が飲みたいわけではなく
そこでしか得ることのできない体験を得たい
だけなのです。

 

商品にお客様が集まっていると思い対策
しているところは商品力がなくなった
段階で上手く行かなくなります。

 

しかし、

なぜお客様がそこに集まり何を求めて
いるのかを理解しているところは上手く
行っています。

 

売れる商品だけ持ってきても売れません。
商品は何でもいいのです。

 

今回のようにお茶でなくてもよかったのです。
特にお茶が飲みたかったわけではありません。

 

(重要)城下町を感じ、旅行に来た感覚を
得たかっただけです。

 

そこにたまたま行く理由として
お茶が存在していただけ。

今回は、庭園の入場料は払いましたが、
庭園は見なかったのです。

 

何度も行っているので、わざわざ歩く事はしません。

しかし、

お茶屋さんから見る城や庭園は感じたいのです。

 

観光地は、ただお腹を満たすだけでは
満足しません。

それ以外の満足を提供すれば、その分価格を
上乗せし、提供してもお客様は殺到します。

 

その他、分かりやすい例で言えば、
ホテルのバー。

同じお酒でも値段が倍以上します。

 

これは、場所代を含めた体験代が
付加されているからです。

しかし、

安売りを謳っているお店より混んでいる。

 

もし、あなたが値段を下げて商売をして
いるとしたら、どうしたら、商品ではなく
満足を提供できるかを考えて下さい。

 

最後に、お土産屋さんに言いたいです。

個別に売るのではなく、提携しパッケージ
商品で売ってほしいです。

 

今回、鮎の甘煮とお酒をお土産に
送りたかったのですが、

当然、鮎屋さんは鮎しかなく、
酒屋さんはお酒しか置いてない。

 

違う商品なので、当たり前ですが、
商品が欲しいわけではないのです。

 

そこに行った美味しいものを送って
あげたいのです。

もし、鮎とお酒をセットにして、
お城のパッケージになった商品があれば、
多少価格が高くてもいいのです。

 

今回売り切れで買えなかった商品は
何だと思いますか?

それは、彦ニャンの型のお饅頭です。

 

彦ニャンのパッケージのものは沢山ありますが、
型のものはなく、大人気でした。
(重要)味も美味しいかも分からないのに。

 

これも体験です。

パッケージは封を開けたら終わりですが、
たい焼きのような彦ニャンの場合、
食べている間、楽しめます。

 

あなたの商品は、この視点忘れていませんか。
もう一度、思い出して下さい。

お客様は商品を欲しいのではなく、
期待(結果)を望んでいます。

 

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